6月30日(日)、安芸区民文化センターにて「安芸ソーシャルサポートの会 合同保護者会」を開催いたしました。
今年は、日本相談支援専門員協会理事、柏学園相談支援事業所相談支援専門員の金丸博一先生をお招きし、「障害と向き合う子どもと家族の役割について ~自立に向けてより良い生活を送るために~」という演目でご講演いただきました。
講演では、親が子どものためにと考える思いや行動と、子どもの考えや気持ちが必ずしも上手くかみ合っていくものではないことを、金丸先生のたくさんのご経験も例に挙げていただきながら、楽しい雰囲気の中でお話ししていただきました。
「子どもの話を最後まで聞いていますか?」「途中でさえぎって、親の考えやアドバイスを伝えたりしていませんか?」という金丸先生からの質問は、保護者の方だけではなく私達スタッフもドキッとさせられるものでした。
子どもが答えやすい聞き方で質問をすることや、話をしっかりと聞くことで本当に伝えたいことを見極めること、問題を解決するのは子ども達であり、共感し寄り添うことこそが大人の役割であるという先生のお言葉はとても印象的でした。
また、子どもの持っている強みや関心のあることをしっかりと伸ばしていくこと、そのために地域とのつながりや活動の場も大切にしていきたいというお話は、相談支援専門員としてご活躍されている金丸先生だからこそのお話だと感じました。
人生を楽しむことができる大人になるために、様々な人とのふれあいや認められる体験、好きなことを見つけるお手伝いができるよう日々の療育に繋げていきたいと感じました。
ご参加いただきました皆様、そして金丸博一先生、誠にありがとうございました。